最近、 「真綿」を ?純粋な「木綿わた」? と思ってらっしゃる方に時々出会いますが、 「真綿」は「絹綿」と同様、蚕の繭から造られるものです。 「絹綿」が繭の一番外側の繭毛羽から造られるのに対して、 「真綿」は「繰り糸」が出来ない繭をひとつづつ開いて造られます。 開かれ伸ばされたものは、その形状により、 「袋真綿」・「角真綿」等、と呼ばれます。 そして、それらを更に引き伸ばし、 一枚一枚重ねて、「真綿ふとん」を造ります。
「真綿ふとん」の特徴は、 しなやかなドレープ性、そして、暖かさにあります。 前者は、 その繊維の細さ・長さによるところです。 後者は、 その繊維の熱伝導率の低さ(「麻」の項参照)に関係しています。
私どもでは、 「真綿ふとん」の中身は、外注加工のものが多いのですが、 特に、 薄手のもの (シングルで、400グラム〜500グラム位のもの) を受注したときは、 自分で造ります。 その折に感じることは、 丁寧に引き伸ばせば、かさがアップする。と言うことです。 (「極軽量真綿ふとん」の項参照) かさ高性は、軽さ、につながります。
また、ミシンによるキルトは、ドレープ性を損ないます。 手キルト、又は、和とじに限ります。 柔らかく、仕上がります。 (「極軽量真綿ふとん」の項参照)